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“保育の道”を高校からスタート!保育士を目指せるおすすめ高校と進路の選び方

保育士を目指せる高校

「子どもが好き」「保育の仕事に就きたい」――そんな想いから、高校の段階から保育士を目指す中学生が増えています。

文部科学省のデータによると、福祉・保育系学科を設置する高校は全国で約290校に上り、年々その数は増加傾向にあります。

出典:文部科学省「家庭関係の特色ある学科・コースの例」

保育士を目指せる高校では、保育や福祉の基礎を学びながら、実習や資格取得を通して現場で役立つスキルを早い段階から身につけられます。

普通科とは異なり、保育の専門授業や園児との交流実習がカリキュラムに組み込まれているのが特徴です。

一方で、「どんな高校を選べばいい?」「卒業後はどんな進路があるの?」と迷う方も多いでしょう。

高校によって学べる内容・資格・進学ルートが異なるため、自分に合った学校選びが将来を左右します。

本記事では、保育士を目指す中学生と保護者の方に向けて、保育系高校の特徴・選び方・おすすめ校をわかりやすく紹介します。

高校から保育の道を歩み始めるうえで大切なポイントは以下の3つです。

  • ① 実習・保育体験が豊富な高校を選ぶこと
  • ② 保育士資格につながるカリキュラムがあること
  • ③ 卒業後の進学・就職実績が明確な学校を選ぶこと

これらのポイントを押さえて学校を選ぶことで、保育士としての夢に一歩近づけます。
この記事を参考に、自分に合った学びの環境を見つけましょう。

保育士を目指せる高校とは?

保育士を目指せる高校とは、保育・福祉・こども教育などの分野を専門的に学べる高校のことです。

一般的な普通科高校とは異なり、授業の中に保育実習・心理学・子どもの発達などの専門科目が含まれています。

早い段階から保育士としての基礎知識や実践スキルを身につけられるのが特徴です。

高校で学べる内容と特徴

保育系高校では、保育や教育に関する専門科目を学びます。

たとえば「保育基礎」「子どもの発達と心理」「音楽表現」「乳幼児保健」「造形表現」などがあり、実際に保育園や幼稚園での体験学習を通して実践的な力を養います。

授業ではピアノ演奏や絵本の読み聞かせなど、将来の保育現場を意識した実技も多く取り入れられています。

普通科との違い

普通科では大学進学を目的とした一般教養が中心ですが、保育系高校では実習と専門授業が中心になります。

3年間を通して「保育の仕事に直結する知識やスキル」を身につけるため、早い段階から進路の方向性を明確にできるのが大きなメリットです。

一方で、大学受験を目指す普通科とはカリキュラムが異なるため、進学を視野に入れる場合は指定校推薦や保育系短大への進学が主なルートになります。

卒業後に取得できる資格や進路

学校によっては、高校卒業時に保育技術検定・チャイルドケアライセンス・介護職員初任者研修などの資格を取得できます。

また、卒業後は保育士養成課程のある短期大学・専門学校・大学へ進学し、国家資格「保育士」を取得するケースが一般的です。

厚生労働省のデータによると、保育士資格取得者の約82%が短大・専門学校出身であり、高校からの学びがその基礎になります。

出典:厚生労働省「保育士養成施設の状況(令和5年度)」

つまり、保育士を目指せる高校では、子どもと関わる基礎力・専門知識・実践経験を高校段階から学べるのが最大の特徴です。

高校から保育士を目指すメリット

保育士を目指す進路には、大学・短大・専門学校などさまざまなルートがあります。

その中でも高校の段階から保育の勉強を始めることには多くのメリットがあります。

早い段階で目標を定めることで、保育の専門知識だけでなく、人と関わる力や社会性も自然と身につけられます。

早い段階で保育の専門知識を身につけられる

保育系高校では、1年生のうちから保育に関する基礎を学ぶことができます。

一般的な普通科の生徒が大学入学後に初めて学ぶ内容を、高校の段階から少しずつ身につけられるのが大きな強みです。

特にピアノ・絵本の読み聞かせ・乳幼児心理などの授業を通じて、子どもと関わる感覚を自然に育てられます。

卒業後の進路選択が広がる

高校で保育の基礎を学んでおくと、進学・就職の選択肢が広がります。

保育系短大・専門学校への指定校推薦や、保育補助としての就職など、進路の幅が大きく広がるのです。

実際に文部科学省の調査では、保育系学科卒業生の約7割が短大・専門学校に進学しており、スムーズな進学ルートとして機能しています。

出典:文部科学省「学校基本調査」

将来の目標意識を持って学べる

保育士という明確な目標を持つことで、学習意欲や社会性が高まりやすくなります。

授業や実習で小さな子どもと関わる経験を通して、「自分は将来どんな先生になりたいか」を早い段階で考えられるようになります。

この「目的意識を持った学び」は、高校3年間を充実させるだけでなく、将来の保育士としての土台づくりにもつながります。

高校から保育の道を選ぶ最大のメリットは、早く・深く・実践的に学べること。

子どもたちと関わる現場経験を通して、保育士としての心構えを育てられる貴重な時間になるのです。

保育士を目指す高校の選び方

保育士を目指せる高校といっても、学校によってカリキュラム・資格・進路実績・校風は大きく異なります。

どの学校を選ぶかによって、3年間の学び方もその後の進路も大きく変わるため、慎重に比較検討することが大切です。

ここでは、保育系高校を選ぶときに押さえておきたいポイントを紹介します。

カリキュラムの内容と専門授業の比率

保育系高校では、学校によって専門科目の割合が異なります。

たとえば、週に3日以上「保育基礎」「子どもの心理」「音楽・造形表現」などの専門科目を取り入れている学校もあれば、

一般科目とバランスを取りながら学ぶ学校もあります。

将来的に保育士資格を取得したい場合は、専門授業の時間が多いカリキュラムを選ぶのがおすすめです。

取得できる資格や検定

保育士資格は高校卒業時には取得できませんが、将来に役立つ関連資格や検定を高校のうちに取ることが可能です。

代表的なものに「保育技術検定」「チャイルドケアライセンス」「食育インストラクター」「介護職員初任者研修」などがあります。

こうした資格を取得しておくと、短大や専門学校への進学後もスムーズに学習を進められます。

実習や体験授業の充実度

保育の現場では、子どもとのコミュニケーション力が欠かせません。

そのため、高校の段階で実習やボランティア活動が多い学校を選ぶことが重要です。

たとえば、近隣の幼稚園・保育園と連携しており、定期的に園児とふれあう授業を設けている高校もあります。

こうした経験を積むことで、子どもとの接し方を自然に身につけることができます。

進学・就職実績

卒業後の進学・就職実績は、学校選びの大きな判断材料になります。

どの短大や専門学校へ進学しているのか、また保育補助などとしてどんな施設に就職しているのかを確認しましょう。

学校案内やオープンキャンパスでは進学先の一覧や就職率をチェックし、自分の希望に合ったルートがあるかを確認するのがおすすめです。

保育士を目指す高校を選ぶ際は、「何を・どれだけ・どんな環境で学べるか」を意識することがポイントです。

保育士を目指せるおすすめの高校

ここでは、保育士を目指す中学生・保護者の方におすすめの高校を紹介します。

各校の学科の特徴・学べる内容・資格取得・実習環境・卒業後の進路を比較し、自分の将来に合った学びができる高校を見つけましょう。

茨城県立水海道第二高等学校

茨城県立水海道第二高等学校

茨城県立水海道第二高等学校の家政科では、生活に密着した実践的な学びを通じて、保育・福祉分野への関心と理解を深める教育を展開しています。

衣食住の基礎から、子どもの成長や発達に関する知識、保育の現場で求められるコミュニケーション力や創造力まで、幅広い内容を学ぶことができます。

授業では、調理実習や被服実習などの体験型学習を通じて、保育に必要な感性や手仕事の技術も育まれます。

また、地域との連携を活かした活動や課題研究を通じて、実社会での保育の役割や意義を実感できる機会も豊富です。

将来、保育士や幼稚園教諭、福祉分野への進学・就職を目指す生徒にとって、基礎力と実践力をバランスよく身につけられる環境が整っています。

さらに、学校全体として生徒の主体性を尊重する風土が根づいており、安心して学びに集中できる雰囲気が魅力です。進路指導も丁寧で、夢の実現に向けたサポート体制も充実しています。

「子どもと関わる仕事がしたい」「人の役に立ちたい」――そんな思いを持つあなたの第一歩を、水海道二高で踏み出してみませんか。

夢に向かって、確かな学びと経験がここにあります。

名称 茨城県立水海道第二高等学校
所在地 〒303-0003
茨城県常総市水海道橋本町3549-4
学科 家政科
商業科
普通科
問い合わせ TEL 0297-22-1330
FAX 0297-22-5489

 

富山県立氷見高等学校

富山県立氷見高等学校

富山県立氷見高等学校は、美しい丘陵地に広がる学びの場として、地域とともに歩む教育を大切にしています。

専門学科のひとつである生活福祉科では、福祉・保育・生活支援に関する基礎知識と実践力を育むカリキュラムが展開されており、人と関わる仕事に興味を持つ生徒にとって理想的な環境です。

生活福祉科では、介護や保育の現場で求められるコミュニケーション力や思いやりの心を育てる授業が行われ、地域との連携を通じた体験学習も積極的に取り入れられています。

氷見市の福祉施設や保育現場との協働により、実社会での課題に触れながら、自ら考え行動する力を養うことができます。

また、氷見高校の教育目標「自ら究め 未来を拓く」のもと、生徒一人ひとりが主体的に学び、協働しながら成長できる環境が整っています。

少人数制の授業や個別指導により、進路に合わせたきめ細かなサポートも充実。

将来、保育士や福祉職を目指す生徒にとって、確かな一歩を踏み出せる学びの場です。

人の笑顔を支える仕事に挑戦したい――そんなあなたの思いを、氷見高校で育ててみませんか。

未来の保育者としての第一歩が、ここから始まります。

名称 富山県立氷見高等学校
所在地 〒935-8535
富山県氷見市幸町17番1号
学科 ・普通科(Ⅰ類型・Ⅱ類型)
・専門学科(4学科)
◦ 農業科学科
◦ 海洋科学科
◦ ビジネス科
◦ 生活福祉科
問い合わせ TEL:0766-74-0335
FAX:0766-72-8136

 

岐阜県立関有知高等学校

岐阜県立関有知高等学校

岐阜県関市にある関有知高等学校は、「青春 STEP UP!関有知ブランド。

笑顔満点!関有知プライド」を掲げ、生徒一人ひとりの夢を応援する学校です。

中でも生活デザイン科の福祉コースは、保育士や介護福祉士など“人の笑顔を支える仕事”を目指す生徒に人気があります。

授業では、講習会や講座を受け、地域のデイサービスを訪問し高齢者との交流や介護予防体操、脳トレゲームの企画などを行ったり、保育園を訪問し園児の月齢に合わせた遊びや製作を考え壁面構成を行い、実際の現場で人と触れ合う力を育てます。

教室で学ぶ知識をそのまま地域で実践できるこの経験は、将来の進路を考えるうえで大きな財産になります。

さらに、近隣の大学との高大連携授業では、専門的な福祉分野の授業を体験し、現場で活躍する先輩からリアルな話を聞く機会もあります。

学びの中で、「人の役に立ちたい」という想いが確信に変わる――それが関有知高校の魅力です。

思いやりを学び、未来を築く場所。ここから、あなたの“保育士への第一歩”が始まります。

名称 岐阜県立関有知高等学校
所在地 〒501-3217
岐阜県関市下有知字松ヶ洞6191番地3
学科 普通科
生活デザイン科
問い合わせ Tel. 0575-23-1675
Fax. 0575-22-4414

 

広島県立世羅高等学校

広島県立世羅高等学校

広島県立世羅高等学校は、地域に根ざした教育を通じて「人とつながる力」を育てる学校です。

なかでも生活福祉科の「生活経営類型」では、子どもと関わる学びを中心に据え、将来保育士や幼稚園教諭を目指す生徒に人気があります。

授業では、家庭科や子どもの発達、保育技術などを体系的に学び、絵本の読み聞かせや手遊び、遊びの企画など、保育現場を想定した実習も豊富に実施。

学んだ知識を実際に活かすことで、子どもに寄り添う姿勢と柔軟な対応力を養います。

また、地域とのつながりを大切にしており、地元の子ども食堂や保育施設との交流を通じて、子どもたちとふれあう貴重な経験を積むことができます。

こうした活動を通して、「教わる側」から「支える側」へと意識が変わり、生徒自身の成長にもつながっています。

進路面では、保育系の大学や短期大学、専門学校への進学サポートも手厚く、面接練習や推薦入試対策など、夢の実現を支える環境が整っています。

世羅高校の保育教育は、知識だけでなく“心”を育てる学び。

子どもたちの笑顔を引き出す力を身につけながら、自分自身も成長できる時間がここにあります。

子どもが好き、その気持ちを「未来の仕事」に変えたい――世羅高校なら、その夢を本物にできます。

名称 広島県立世羅高等学校
所在地 〒722-1193
広島県世羅郡世羅町本郷870
学科 普通科
総合学科
問い合わせ 0847-22-1118
sera-h@hiroshima-c.ed.jp

 

熊本県立天草拓心高等学校

熊本県立天草拓心高等学校

熊本県立天草拓心高等学校は、天草の豊かな自然と地域社会に根ざし、多彩な分野で専門的な学びを展開している学校です。

本渡校舎とマリン校舎の二拠点体制を持ち、それぞれに特色ある教育が行われています。

特に本渡校舎の生活科学科では、「暮らしを支える知識と技術」を中心に学び、家庭生活・地域活動・文化的表現などを通して“人と生活に寄り添う力”を育てています。

家庭科や生活デザインなどを実践的に学びながら、日々の学習成果を地域行事やコンクールで発表する機会も多く、生活分野の専門知識と創造力を磨くことができます。

また、同学科の生徒たちは書道展や農業クラブ連盟大会など、幅広い分野で優秀な成績を収めています。

こうした活動を通して、自分の得意分野を見つけ、それを地域や社会に役立てる力を培っているのが天草拓心高校の魅力です。

さらに、学校全体では農業・水産・商業など多様な専門学科が設置されており、全国レベルのコンクールでも数々の実績を誇ります。

マリン校舎では、地域の海洋資源を活かした研究活動や商品開発にも積極的に取り組み、令和6年度には「子供の読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受けるなど、教育の質の高さも際立ちます。

生活科学科で培う“思いやり・実践力・生活力”は、将来保育や福祉の道を志す生徒にも確かな基盤となります。

人と人との関わりを大切にし、地域の中で学び成長する――それが天草拓心高校の学びの原点です。

多彩な学びが、あなたの未来の“原動力”になる場所です。

名称 熊本県立天草拓心高等学校
所在地 〒863-0002
熊本県天草市本渡町本戸馬場495番地
学科 普通科
生活科学科
商業科
生物生産科
食品科学科
問い合わせ 電話:(0969)23-2141
FAX:(0969)23-0784

 

神戸常盤女子高等学校

神戸常盤女子高等学校

神戸常盤女子高等学校は、「ワタシが かわると 未来が かわる。」を教育理念に掲げ、生徒一人ひとりの個性と夢を大切に育む学校です。

神戸市長田区の緑豊かな環境に位置し、神戸常盤大学や短期大学部、附属ときわ幼稚園などとの教育連携が強みとなっています。

特に保育や福祉の道を志す生徒にとって、実践的な学びと進学の両立を実現できる点が魅力です。

保育を志す生徒に人気の「大学特進 こども教育コース」では、幼児教育や子どもの発達を専門的に学びながら、附属ときわ幼稚園などとの交流を通して、実際の保育現場を体験することができます。

絵本の読み聞かせや遊びの企画など、子どもと関わる授業を多く取り入れ、保育士や幼稚園教諭としての基礎力を高校のうちから育てられるのが特徴です。

また、進学に向けた学習サポートも手厚く、神戸常盤大学・短期大学部への進学ルートも開かれており、保育士資格取得を目指す上で安心できる環境が整っています。

さらに、「大学特進 看護医療コース」では、医療や福祉の分野で活躍したい生徒を対象に、看護・介護・医療系大学への進学を見据えた教育を実施。

健康と人の命を支える知識を深めながら、思いやりと責任感を持つ女性を育てています。

神戸常盤女子高等学校は、夢に向かって努力する生徒を支え、未来へと導く“成長のステージ”。

「子どもの笑顔を支えたい」その想いを、確かな力に変える第一歩がここから始まります。

名称 神戸常盤女子高等学校
所在地 〒653-0824
神戸市長田区池田上町92番地
コース 調理・製菓コース
服飾コース
大学特進 看護医療コース
大学特進 こども教育コース
大学特進 文系コース
総合コース
問い合わせ TEL:078-691-0561(代)
FAX:078-691-4562

 

鳥取県立米子南高等学校

鳥取県立米子南高等学校

鳥取県立米子南高等学校は、商業と家庭の2分野を柱に、「地域に根ざした実践的な学び」を大切にする専門高校です。

2024年度からは学科名を刷新し、ITビジネス科と生活創造科へと生まれ変わりました。

中でも保育や子育て支援に関心のある生徒に注目されているのが、生活創造科のライフデザインコースです。

衣食住・福祉・保育など、生活に関わる幅広い分野を横断的に学びながら、「人を思いやる力」と「支える技術」を身につけていきます。

米子南高校では、授業だけでなく家庭クラブ活動を通じた地域との交流が活発に行われています。

たとえば、「とつげき!みつばち隊!!」として行っている保育ボランティアでは、いろいろな保育園や幼稚園を訪問し、子どもの発達に応じた関わり方を実際に体験できます。

こうした現場での学びは、将来、保育士や児童福祉の分野を志す生徒にとって貴重な第一歩となっています。

教科書の知識だけでなく、子どもと触れ合う中で「伝える力」「受け止める力」「寄り添う心」を育てることができるのが、この学校の大きな魅力です。

さらに、地域社会との結びつきを大切にしながら、多彩な実習やボランティア活動に参加できる点も特徴です。

学んだ知識を地域の中で活かす機会が豊富に用意されており、将来の進路選択にもつながる実践経験を積むことができます。

米子南高校での学びは、まさに「地域と子どもをつなぐ、最初の一歩」。

教室の外で育まれる温かい交流が、生徒の未来を確かな夢へと導いています。

名称 鳥取県立米子南高等学校
所在地 〒683-0033
鳥取県米子市長砂町216番地
学科 家庭学科
商業学科
問い合わせ TEL 0859(33)1641[代表]
FAX 0859(33)1642
公式サイト:https://www.torikyo.ed.jp/yonagom-h/

 

北陵高等学校

北陵高等学校

北陵高校は、佐賀県佐賀市にある専門教育に力を入れた高等学校です。

校訓は『何処の場にありてもなくてはならぬ人となれ』という建学の精神。

その理念のもと、将来を見据えて学びに没頭できる環境づくりを行っています。

学びの柱となるのは、実践的なキャリア教育。

中学生には「専門分野の土台を築くことは、将来の選択肢を広げる原動力」と発信し、保護者には「将来に備えるための職業教育という選択」を提案するなど、進路を見据えたキャリア教育に重点を置いています。

また、地域の教育機関との連携にも積極的で、西九州大学および西九州大学短期大学部との交流・連携協議会協定を締結。

また、系列内にあるこども園や保育園での実習を行うなど、福祉・保育・教育などの分野を志す生徒にとって、専門的な学びへスムーズに接続できる環境が整っています。

高校段階で学んだ基礎のもとで、大学・短大進学後に保育士や幼稚園教諭などの資格取得を目指す道が開かれている点は大きな魅力です。

さらに北陵高校は学校生活の魅力発信にも積極的で、Youtubeチャンネルやデジタルパンフレット、TVCMなどを通じて授業風景や部活動の様子を公開しています。

部活動では野球部が令和7年度の全国高等学校野球選手権大会佐賀大会で準優勝するなど、文部両道の学校としても注目されています。

福祉・保育の現場で求められる「人と関わる力」や「思いやりの心」は、専門教育を通じた日々の学びの中で自然と育まれるもの。

北陵高校での3年間は将来〝人を支える仕事″を志すあなたの原点となるでしょう。

名称 北陵高等学校
所在地 〒849-0921
佐賀県佐賀市高木瀬西三丁目7番1号
学科 電気情報科(情報システムコース・電気システムコース)
建築デザイン科
交通サービス科(自動車エンジニアコース・エアポートサービスコース)
生活教養科(福祉コース・こどもコース・フードコース)
ITシステム科
問い合わせ 電話:0952-30-8676
公式サイト:https://hokuryo.ac.jp/

 

各高校にはそれぞれの特色や強みがあります。
実習や資格取得を重視する学校、大学・短大への進学率が高い学校など、目的に合わせた選択が大切です。
オープンキャンパスや学校説明会に参加し、実際の授業や雰囲気を体験してみましょう。

高校から保育の道を歩み始めよう

保育士を目指すための道は、大学・短大・専門学校などさまざまですが、高校から保育を学び始めることには、他のルートにはない魅力があります。

早い段階で専門知識や実習経験を積むことで、保育の仕事に対する理解が深まり、将来の進路も明確に描けるようになります。

高校を選ぶ際は、カリキュラム内容・実習環境・取得できる資格・進学実績の4つを基準に比較するのがおすすめです。

さらに、オープンキャンパスや説明会で実際の雰囲気を体験し、自分に合う学び方を見極めましょう。

保育士は、子どもの成長を支えるとてもやりがいのある仕事です。

高校から保育の基礎を学び始めることで、夢に向かって着実にステップを踏める環境が整います。

将来「子どもたちの笑顔を守る保育士」になるために、今から一歩を踏み出しましょう。