モンテッソーリ教育は医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。

教師や大人の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが「やってみたい」と思う環境を適切に用意し、子どもの自発的活動を促すのが特徴です。

日本モンテッソーリ教育綜合研究所によると、日本におけるモンテッソーリ教育実施園の数は正確には把握されていないと記載があるものの、神奈川県でモンテッソーリ教育を取り入れている保育園は複数存在しています。

実際、文部科学省の幼稚園・幼保連携型認定こども園・保育所の施設数によると、保育所や認定こども園の数は年々増加傾向にあります。

幼稚園・幼保連携型認定こども園・保育所の施設数

ただし、モンテッソーリ教育はすべての園で同じ内容が提供されるわけではなく、導入の度合いや教育方針は園ごとに大きく異なるため見極めが必要です。

この記事では、神奈川県内のモンテッソーリ保育園・幼稚園を取り上げ、選び方や園ごとの違いまで解説します。

神奈川県にあるモンテッソーリ保育園・幼稚園4選

ここでは、神奈川県にあるモンテッソーリ保育園・幼稚園についてご紹介します。

Great Pillars Academy International

Great Pillars Academy International

Great Pillars Academy International(グレートピラーズアカデミー)は、神奈川県平塚市に2019年に開校した、モンテッソーリ教育を実践するインターナショナルスクールです。

英語環境での早期幼児教育を通じて、子どもたち一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、「学ぶことの楽しさ」と自主性を育むことを大切にしています。

モンテッソーリ教育に基づき、子どもたちは自ら学びたいという内なる意欲をもとに、自制心や責任感、他者への敬意、時間の使い方といった社会で必要な力を自然に身につけていきます。

また、本校の大きな特徴である異年齢教育では、2歳から5歳までの子どもたちが同じ環境で学び合い、年上は年下を思いやりながら導き、年下は年上を手本に成長します。

さらに経験豊富な講師が寄り添いながら、子どもたちの想像力や創造力を引き出し、自ら考え行動する力を伸ばしていきます。

Great Pillars Academy Internationalは保護者との連携も重視し、安心できる環境の中で子どもたちの健やかな成長を支えています。

名称 Great Pillars Academy International
連絡先 TEL:0463-45-5390
所在地 〒254-0045 神奈川県平塚市見附町46-17

横浜・モンテッソーリ幼稚園

横浜・モンテッソーリ幼稚園

横浜・モンテッソーリ幼稚園は、子どもたち一人ひとりが持つ「自分でやりたい」という気持ちを大切にし、主体性や集中力、問題解決力を育むモンテッソーリ教育を実践する幼稚園です。

0歳から6歳という人格形成において重要な時期に、整えられた環境の中で子どもたちの敏感期に寄り添い、その可能性を最大限に引き出します。

教具を用いた活動を通じて、自ら選び取り組む力を育てながら、その子らしい成長を丁寧にサポートします。

また、週1回のネイティブ講師による英語レッスンでは、歌やダンス、ゲームを取り入れながら、フォニックスやアルファベットを自然に習得し、「英語を楽しむ力」と英語脳を育てます。

さらに、リズム運動や園外活動を通じて、感性や運動能力、協調性、探究心を養います。音感教育として取り入れている「分離唱」では、耳を育て、音楽を通じた豊かな心の成長を促します。

課外のピアノ教室や充実した預かり保育(7:30~18:30)も整っており、保護者とともに子どもの成長を支える環境が整っています。

名称 横浜・モンテッソーリ幼稚園
連絡先 TEL: 045-961-3487
所在地 神奈川県横浜市青葉区奈良5-14-1

認定こどもエクレス幼稚園

認定こどもエクレス幼稚園認定こども園エクレス幼稚園は、子どもたち一人ひとりが生まれながらに持つ「自ら育つ力」を大切にし、その力を引き出す教育を行う学校です。

モンテッソーリ教育を取り入れ、整えられた環境の中で主体的に学ぶ経験を重ねることで、自立心や集中力、やり抜く力を育みます。

また異年齢での関わりを通じて、思いやりや協調性といった社会性も自然と身につけていきます。

エクレスでは「こころ・ことば・あそび・表現」の“4つのつばさ”を大切にしており、子どもたちの感情や個性に寄り添いながら、豊かな心や表現力、コミュニケーション力を育て、自分の思いを言葉や身体で伝えられる子どもを目指します。

日々の遊びや活動を通して、人との関わり方や考える力を養い、一人ひとりに合った成長を丁寧に支えます。

さらに、教具を活用した具体的な活動を通じて、手先の器用さや思考力、言語力、数的感覚などをバランスよく育成。

成功体験を積み重ねることで自信を育み、自発的に学び続ける姿勢を身につけます。

エクレスでは幼稚園のほかにも保育園・認可保育園・幼稚園プレ保育も展開しており、様々な選択肢からお子さんに合った学校を見つけられます。

名称 認定こどもエクレス幼稚園
連絡先 TEL:045-942-4152
所在地 〒224-0063 横浜市都筑区長坂8-1

梶山モンテッソーリスクール

梶山モンテッソーリスクール梶山モンテッソーリスクールは、1974年に横浜市鶴見区梶山の地に設立された、50年以上の歴史を持つモンテッソーリ教育の実践園です。

創立者である川村洋子氏は、日本モンテッソーリ協会初代会長・鼓常良氏の長女としてその理念を受け継ぎ、理想の教育環境を目指して開設されました。

当園では、子どもが本来持つ「自ら育とうとする力」を大切にし、整えられた環境の中で自主性や集中力、創造力を育みます。

教具を使った活動を通じて、自ら選び、考え、行動する力を養うとともに、協調性や社会性も自然と身につけていきます。

また、国際モンテッソーリ教師資格を持つスタッフが在籍し、質の高い教育を提供しています。

現在も、東京国際モンテッソ―リ教師トレー二ングセンターの実習園として、モンテッソ―リ教師育成にも貢献しています。

梶山モンテッソーリスクールは横浜市認定の幼児教育・保育無償化対象施設でもあり、3〜5歳児のご家庭は条件に応じて利用料補助を受けることが可能です。

名称 梶山モンテッソーリスクール
連絡先 TEL:045-583-4620
所在地 〒230-0072 横浜市鶴見区梶山2-6-12

神奈川県で失敗しないモンテッソーリ保育園・幼稚園を選ぶポイント

神奈川県にはたくさんのモンテッソーリ保育園・幼稚園があるため、「どこを選べばいいの?」と迷う方もいるはずです。

保育園・幼稚園を比較検討する際は教育内容だけでなく制度・環境・家庭との相性・子どもとの相性などを総合的に見ることが重要です。

神奈川県で失敗しないモンテッソーリ保育園・幼稚園を選ぶポイントについて紹介します。

教育方針・保育内容が家庭の価値観と一致しているか

幼児期の教育は「人格形成の基礎」とされており、将来に大きな影響を与える重要な時期なので園ごとの教育方針をしっかり確認することが大切です。

日本にはモンテッソーリ教育を掲げる施設が多数存在しますが、その実践レベルには大きな差があります。

文部科学省のデータによると、とくに神奈川県は私立幼稚園が約9割を占めており、園ごとの特色差が非常に大きい地域なのが特徴です。

幼稚園の園児の公私立比[都道府県比較]

表面的な導入ではなく、「環境」「自由選択」「繰り返し」が機能している園を選ぶことが重要です。

また「自由度の高さやモンテッソーリをどのように取り入れているのかのほかにも、実際に見学に行って「先生の関わり方」「子どもの様子」「活動内容」を観察し、自分の子どもに合っているかを判断しましょう。

口コミだけで選ぶのではなく、実際の雰囲気を見ることが後悔しない最大のポイントです。

通園のしやすさ

神奈川県は都市部・沿線・郊外で環境が大きく異なり、通園スタイルも多様です。

たとえば駅近園、バス送迎中心の園、自然環境型の園など立地によって生活負担が変わります。

特に共働き家庭では「送迎時間」「預かり保育の有無」「通勤動線との相性」が重要であり、朝夕の負担が大きいと継続的なストレスにつながります。

また、天候や交通状況による影響も考慮し、徒歩・自転車・バスなど現実的なシミュレーションを行うことも大切です。

通いやすさは親御さんだけではなくお子さんにとっても日々の満足度に直結するため、生活導線との相性を見極めるようにしましょう。

保育園・幼稚園の通いやすさのチェックポイント
  • 自宅や勤務先からの近さ
  • 自転車でのアクセス
  • 朝の混雑具合やお迎え時の道路状況
  • 駐車場や駐輪場の有無
  • 雨の日の通園手段(悪天候でもストレスが少ないか)

教師の資格・経験(AMI/AMSなど)を確認する

モンテッソーリ教育は教師の質に大きく依存することから、子どもの敏感期を見極めて適切に援助する専門性が必要です。

モンテッソーリ教師には国際資格(AMI・AMSなど)があり、専門的なトレーニングを受けているかどうかで指導の質が大きく変わります。

AMSとは
AMSとはアメリカ・モンテッソーリ協会。モンテッソーリ教育の推進、研究、政策提言を行う世界有数の会員組織。
AMIとは
AMIとは全世界に数多くの会員をもつ教員養成所があり、学生の指導とモンテッソーリ教育の普及においては国際的にもっとも権威ある組織

 

また資格者が1人だけ在籍している場合と、複数在籍している場合では教育の一貫性が大きく異なります。

国際モンテッソーリ教師資格を持つスタッフが在籍しているなど記載されていると信頼度が高いと判断できます。

ほかにも見学時に教師の関わり方(声かけの少なさ・観察中心)をチェックすると、質の差が見えやすいです。

異年齢クラスの運用が行われているか

モンテッソーリ教育の特徴の一つが「異年齢(縦割り)クラス」です。

異なる年齢の子ども同士が関わることで、自然と相手の気持ちを考えたり、伝え方を工夫したり、時には忍耐したりと協調性や思いやりを育む機会が養われるメリットがあります。

また年上の子どもは、年下の子どものお世話をすることで責任感が生まれる場面が増え、自立心を育むことができます。

こども家庭庁のデータによると、日常の保育の中で異年齢で構成される組やグループでの活動を行っている園の割合は70.4%、行っていない割合は29.6%となっています。

しかし実際には、異年齢を導入していても運用がうまくいっていない園もあります。

ほかにも「年齢差が大きすぎる」「教師のサポート不足」があるとミスマッチにつながります。

チェックポイントは「年長児が自然に教えているか」「年少児が安心して過ごしているか」。

異年齢の子どもと関わるメリット
  • 年下のお世話や教える経験を通して、優しさや責任感が芽生える
  • 年上の行動を見てスキルや遊びのルールを自然に学べる
  • 異なる能力や考え方を持つ相手との生活でコミュニケーション力を養える
  • 自己肯定感が上がる

神奈川県独自の保育料補助・助成金

神奈川県の保育料補助・助成制度は、国の「幼児教育・保育の無償化」をベースにしつつ、市区町村ごとの上乗せ支援を実施しています。

具体的には神奈川県では、3〜5歳児は幼稚園・保育園・認定こども園の利用料が原則無料となり、0〜2歳児も住民税非課税世帯であれば無料になります。

また、幼稚園の場合は月額25,700円まで補助され、それを超えた分は自己負担となります。

さらに、預かり保育や認可外施設にも補助があり、「保育の必要性」が認定された場合、預かり保育は最大月11,300円、認可外施設は最大月37,000円まで補助されます。

これにより、共働き家庭でも幼稚園+預かり保育という選択が現実的になっています。

幼児教育・保育の無償化の主な例について神奈川県のホームページでは以下のようにまとめています。

神奈川県幼児教育・保育の無償化の主な例

さらに神奈川県の特徴は、市区町村ごとの独自支援にも力を入れており、例えば横浜市でも同様に無償化制度を実施し、対象施設の拡充や手続き支援を行っています。

横浜市 幼児教育・保育の無償化の対象と範囲

自治体によっては入園料補助や第2子以降の軽減制度などもあり、同じ神奈川県内でも負担額が異なるため注意が必要です。

ほかにも給食費・バス代・教材費・行事費などは無償化の対象外で、実費負担となります。

「保育料は無料=完全無料」ではなく、年間10万〜20万円程度の追加費用が発生するケースもあるため必ず自分が住んでいる自治体で確認するようにしましょう。

モンテッソーリ保育園・幼稚園の入園までのスケジュール

モンテッソーリ保育園・幼稚園への入園は、一般的な園選びとは少し異なるポイントがあります。

教育理念への理解や家庭との相性が重視されるため、早めの情報収集と丁寧な準備が欠かせません。

また、人気園では見学やプレクラスの参加が実質的な入園条件となることもあり、スケジュールを知らずに動くと機会を逃してしまう可能性もあります。

ここでは、モンテッソーリ保育園・幼稚園の入園までのスケジュールについて解説します。

情報収集・見学期(入園1年前:4月〜9月頃)

モンテッソーリ園選びは、一般の園以上に「事前理解」が重要なため、情報収集・見学期の行動が結果を大きく左右します。

まずは園の教育方針を確認し、見学会・説明会・体験保育に参加してみましょう。

特にモンテッソーリは園ごとに実践方法が異なるため、実際の保育環境を確認することでミスマッチを避けられます。

また、多くの園でプレクラス(未就園児クラス)への参加が優先入園や選考評価に影響するケースがあります。

夏頃までに候補園を絞るなど、早めに行動することが重要です。

見学では「子どもが自分で選び集中しているか」「先生が指示しすぎていないか」をチェックすると、本来のモンテッソーリ教育かどうか判断しやすくなります。

子どもとの相性を見極めるポイント
  • 自分から遊びに興味を示しているか(終始不安な場合は要注意)
  • 先生が優しく声をかけてくれるか
  • 子どもの性格と園の雰囲気が合っているか
  • 見学は1回だけで判断せず複数回見学・体験するのがおすすめ

出願・選考期(9月〜11月頃)

秋になると願書配布・出願・面接・選考が本格化し、多くの園では10月頃に説明会、11月に願書受付・面接という流れが一般的です。

実際のモンテッソーリ園でも、10月説明会→11月出願→面接というスケジュールが採用されています。

モンテッソーリ園の特徴として、子どもの能力よりも「家庭の理解度」や「教育方針の一致」が重視される傾向があります。

そのため、面接では子どもの様子だけでなく、保護者の考え方や関わり方も見られることがあります。

また人気園では定員到達次第締切となるため、スケジュール把握が遅れると出願できなかったり、先着順で合否が決まる園もあるため注意が必要です。

併願を視野に入れ、複数園の動きを同時に管理しておくと安心です。

幼稚園の面接でよく聞かれる質問
  • 志望動機
  • 家庭での教育方針・子育てで大切にしていること
  • 子供の長所・短所・性格
  • トイレトレーニングの状況・おむつは外れているか
  • 健康状態・アレルギーの有無
  • 子供にどんな風に育ってほしいか
  • 自己紹介・好きな遊び・好きな食べ物(子どもに対して)

入園準備期(12月〜3月頃)

合格後は、入園までの準備期間に入ります。

この時期は説明会・用品準備・生活習慣の整備が中心であり、制服や教材の購入、持ち物準備などに加え、園のルールや1日の流れについての説明を受けます。

モンテッソーリ園の場合、特に重要なのが「家庭での関わり方の準備」です。

子どもの自立を促すため、過度に手助けしない・待つ姿勢を意識するなど、家庭環境も教育の一部とされています。

また、トイレ・着替え・食事など基本的生活習慣を整えることで、子どもがスムーズに園生活へ適応しやすくなります。

この段階は単なる準備ではなく、「園と家庭が同じ方向を向くための期間」です。

ここを丁寧に過ごすことで、入園後のミスマッチや不安を大きく減らすことができます。

入園準備のチェックリスト
  • 入園に準備した持ち物を実際に使ってみる
  • 子供のサイズを確認する
  • 園指定の持ち物の確認・購入・署名
  • 生活習慣を身に着けさせる(朝起きる・挨拶するなど)

神奈川県のモンテッソーリ保育園・幼稚園のよくある質問

ここでは、神奈川県のモンテッソーリ保育園・幼稚園のよくある質問についてまとめました。

神奈川県のモンテッソーリ保育園・幼稚園のよくある質問

普通の幼稚園・保育園と何が違う?

最大の違いは「一斉保育ではなく個別活動中心」である点です。

一般的な幼稚園や保育園では、先生が活動内容を決め、全員で同じことに取り組む「一斉保育」が中心となることが多いです。

比べてモンテッソーリ園では「子どもが自分で選ぶ」ことを重視し、個別活動が中心となるといった特徴があります。

専用の教具を使いながら、自分のペースで学びを深めるため、集中力や問題解決力が育ちやすいとされています。

また、教師の役割も異なり、「教える人」ではなく「環境を整え、見守る人」です。子どもが自分でできるように必要最小限のサポートを行います。

このため、「自由に見えるけど実は緻密に設計された教育」であり、見た目だけでは理解しにくい点が特徴です。

さらに、異年齢混合クラスを採用している園が多いのも特徴の一つで、年上の子から学び、年下の子を助けることで社会性も自然に身につきます。

このように、教育の進め方や環境設計が大きく異なる点が最大の違いです。

一般的な幼稚園・保育園 モンテッソーリ保育園・幼稚園
特徴
  • 「一斉保育」が中心
  • 同年齢でクラス分けされるのが一般的
  • 個別活動が中心
  • 異年齢混合クラスを採用している園が多い

モンテッソーリで学力は身につくの?

モンテッソーリ教育は「早期学習」ではなく、「学ぶ力の土台」を育てる教育です。

集中力・自己管理能力・論理的思考といった非認知能力の育成が重視されています。

一見すると勉強量が少ないように見えますが、実際には数・言語・感覚教育などが体系的に組み込まれており、子どもは自分のペースで理解を深めていくのが特徴です。

文部科学省でも幼児期の教育については「その後の学習や生活の基盤を培う重要な時期」と位置づけています。

そのため、モンテッソーリでは詰め込み型ではなく「自分で学ぶ姿勢」が身につくことが、長期的な学力につながることが期待されています。

ただし、小学校とのギャップ(座って一斉授業を受けるなど)に慣れるためのサポートは家庭でも意識するといいでしょう。

モンテッソーリ園は保育園・幼稚園・認定こども園のどれを選ぶべき?

神奈川県では、モンテッソーリ教育を取り入れている施設は「幼稚園」「保育園」「認定こども園」と複数の形態で存在しています。

したがって園選びでは教育内容だけでなく、家庭のライフスタイルによって選ぶことが重要です。

たとえば幼稚園は教育時間が中心で、モンテッソーリの活動時間をしっかり確保している園が多い一方、保育園・こども園は長時間保育に対応しており、共働き家庭でも通いやすいのが特徴です。

ただし、長時間保育の場合は「自由選択の時間が十分に確保されているか」が重要なチェックポイントになります。

なぜならモンテッソーリ教育は「まとまった集中時間」が核心だからです。

制度面では、認定こども園などは国の幼児教育・保育制度に基づき運営されており、無償化対象にもなります。

そのため、「教育の質×生活スタイル×制度」の3軸で選ぶことでミスマッチを回避するのにつながります。

幼稚園・保育園・認定こども園の仕組みは根本的に異なり、メリット・デメリットをまとめると以下の通りとなります。

メリット デメリット
幼稚園
  • 教育時間が中心でモンテッソーリの活動時間を確保しやすい
  • 教育方針が明確で専門性が高い園が多い
  • 長時間の集中活動がしやすい環境が整っている
  • 保育時間が短く共働き家庭には不向き
  • 預かり保育は園ごとに差がある
  • 長期休暇(夏休みなど)があるので預けられない
保育園
  • 長時間保育が可能で共働き家庭におすすめ
  • 生活面のサポートが充実している
  • 0歳から通える施設が多い
  • 生活中心のため教育色が弱い場合がある
  • 園によって実践レベルの差が大きい
認定こども園
  • 教育と保育の両方を兼ね備えている
  • 教育時間と保育時間のバランスにばらつきがある
  • モンテッソーリの実践度が園によって異なる

神奈川県のモンテッソーリ保育園・幼稚園は家庭のライフスタイルとの相性が大事

神奈川県には、モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園・保育園・認定こども園が多数あり、それぞれが独自の理念と環境のもとで子どもたちの成長を支えています。

モンテッソーリ教育は「子どもには自ら育つ力がある」という考えを軸に、自主性や集中力、思考力を育む教育法として注目されていますが、その実践内容や質は園ごとに大きく異なるのが実情です。

そのため、園選びでは「モンテッソーリ」という名称だけで判断するのではなく、実際の保育環境や教師の関わり方、活動時間の確保状況などをしっかり確認することが重要です。

また、幼稚園・保育園・認定こども園といった施設形態によって、教育と保育のバランスや通園スタイルも異なるため、家庭のライフスタイルとの相性も大切な判断軸となります。

後悔しない園選びのためには、早めの情報収集と見学を行い、「子どもに合うか」「家庭と理念が合うか」を丁寧に見極めることが何より重要です。

お子さまが自分らしく成長できる環境を見つけることが、充実した園生活への第一歩となります。